鳥フェチ!インコとオウムの違いをざっくり説明
はじめまして。オカメインコ飼育暦約7年の恥骨です。
突然ですが、オウムと聞いてぱっと頭の中に思い浮かぶのはどんな鳥でしょう?
緑色の鳥?くちばしの大きい鳥?喋る鳥?
羽根が緑色の鳥をイメージした人は多いかもしれません。でも、カラフルで鮮やかな羽根の鳥は実はインコです。またオカメインコはインコと名前に入っていても分類はオウム科です。
意外と知らないインコとオウムの違い・見分け方をざっくり書いて説明していきます。
そもそもなにが違うの?インコとオウム
インコとオウムは同じオウム目の仲間です。オウム目は3つの科からなり、内容はこんな感じです↓↓
まとめると、インコとオウムの違いは属する科の違いなんですね。
オウム目にはそもそもインコ科とオウム科しかなくて、オウム目なのにインコの種類の方が圧倒的に多いです(笑)また、オウム目をインコ目と捉える場合もあるようです。なので、
- オウム:オウム科に属する21種のことを指してる。
- インコ:インコ科の鳥を指すが、オウムを含めてインコと言う場合もある。
と考えると分かりやすいと思います。だいたいインコ!
具体的に見た目の違いがあるの?
やんわり違う種類なんだと分かったところで、見分け方の話に移りましょう^^
外見で見分けるポイントは3つほどあります。見分けやすい順にチェックしていきます。
見分け方 ① 頭頂部の冠羽(かんう)の有無
写真で頭頂部の羽根が立ち上がっているのが分かりますよね。これがオウムだけにある特徴的な羽根、冠羽(かんう)です。
頭頂部に冠羽があればオウム
頭頂部がつるんと丸ければインコ
となります。
冠羽は驚いた時や警戒した時にピンと立ち上がり、広がるような不思議な動きをします。感情とリンクして自然と動いてしまうんですね。なんとも微笑ましいです…。
余談ですが、鳥たちはカメラを向けられると驚いてしまいます。そのため写真で見るオウム、特にオカメインコはいつも冠羽が立ち上がり驚いた顔(みんなそっくりな表情)で写っています。なので、冠羽はずっと立ち上がっているものと思っている方もいるかもしれません。普段のリラックスした状態では、頭に沿って下がっています。
※冠羽の動きが見たくても鳥を驚かすような行動はくれぐれもやめてくださいね。とても危険な行為です。
見分け方 その2 体面を覆う羽根の色が有彩色か無彩色か
羽根の色でも多くのオウムとインコを見分けることができます。
冒頭で少し触れましたが、羽根が有彩色ならインコです。特にグリーン、ブルーなどが入っていれば間違いなくインコです。
身体の約半分以上の羽根が無彩色(無彩色とは白黒グレーのこと)ならオウムです。
モモイロインコは名前にインコと入っている上、桃色の羽根を持つ非常にややこしい感じの鳥ですが、オウム科です(笑)よく見ると羽根の半分ほどは白とグレーなんですね。
インコは同種の中でも様々な色のバリエーションが見られます。猫の毛の色や模様が違うような感じですね。
その中にアルビノと称される色素が抜けた状態の種類があります。白い羽根のインコです。これはペット用(野生の色じゃない)なので見分ける基準とはちょっとズレますが、冠羽の有無や身体の大きさでインコと判断できます。
見分け方 その3 身体の大きさで見当をつける
最後は 身体の大きさ、サイズで見分ける方法です。
おおまかに言って
身体が小さい方がインコ
身体が大きい方がオウム
になります。すごく曖昧な感じです(笑)
これをもう少し有効的に使うにためには基準のサイズであるオカメインコの大きさを覚える必要があります。理由はオカメインコが1番小さいオウムだからです。
オカメインコの体調(頭のてっぺんから尾っぽの先くらいまで)はだいたい30cm程です。
なので、30cmより小さければインコとなります。
ただインコ科は種類が多いので大きなサイズの鳥もいます。代表的なのはコンゴウインコだと思います。
こちらは名前にインコと入っていて、とてもカラフルなのですぐにインコと分かりますね。アルビノは小型の鳥に多いと思います。白い羽根でも小さければインコと判断できますね。
ここまできたから、もう少し詳しくオウムについて!
ここまでインコとオウムを見分ける3つのポイントを見てきてもう充分かと思いますが、もうひとつ!ウルトラCとして21種類のオウムをまるっと覚えればあとはインコです。
動物園などで見られるのはさらに減って白オウム・モモイロインコなどです。
ペットショップや鳥カフェで見られるオウムはほぼオカメインコのみでしょう。
日本でもポピュラーと思われるオウムの名前のみ上げておきます。興味があればリンク先のWikipediaのページで写真も見られます^^
白オウム(11種が属する)
タイハクオウム
オオバタン
コバタン
キバタン
アカビタイムジオウム
白オウム近似種(2種が属する)
黒オウム(5種が属する)
その他(3種が属する)
魅力がいっぱい!鳥に会えるおすすめスポット
動物全般に言えることですが、ペットの飼育は大変です。かわいいからと言ってむやみにお迎えせず、環境の整った施設で節度を守って触れ合うことをおすすめします^^
花鳥園